ぶっちゃけサステナどう思う?野村不動産グループ・サステナアンケート結果発表!

野村不動産グループの2050年のありたい姿、サステナビリティポリシー「Earth Pride ー地球をつなぐー」。そして、このポリシーの実現に向けて、楽しく、そしてより身近にサステナビリティを感じて頂きたい!という思いのもとで、2024年5月に始まったのが「みんなで、つなぐ!」プロジェクト。

このプロジェクトを始めるにあたって、皆さんがサステナビリティに対してどう思っているのか?どんなプロジェクトにしていったら良いか?そのヒントを探るべく、私たち、野村不動産ホールディング・サステナビリティ推進部では、2024年1月に野村不動産グループの社員の皆さんを対象にアンケートを実施しました。今日はその結果をご紹介します!

調査の実施方法

実施時期:2024年1月
実施方法:WEBアンケート(選択式・自由回答)
対象者:野村不動産グループ社員 のうちの3,300人(無作為抽出)

調査結果

それでは早速、アンケート結果を見ていきましょう!

9割以上の方が「業務にサステナビリティを取り入れていきたい」と回答!

まず単刀直入に、皆さんがどの程度積極的にサステナビリティを業務に取り入れていきたいのかを聞いてみました。するとなんと96.5%もの方が、サステナビリティを業務に取り入れることに前向きだということがわかりました。正直、もっと少ないと思っていたのでちょっと驚きです。

未来に対してどんな想いを持っている?

業務の中にサステナビリティを積極的に取り入れていきたいという皆さん。一方で、「2050年に向けてサステナビリティにどの程度貢献したいですか?」の問いに対しては、半数弱の方が「毎日が大変で、将来のことを考える余裕までない」と回答。

日々の仕事や暮らしに追われていると、未来のことに想いを寄せる余裕はなくなりますよね……わかります。身近なところで負担なく取り組めることが大事になりそうです。

ただ、もう半分の方々は「未来はよくなってほしいので、多少の犠牲があっても自分にできることを積極的にしていきたい」と回答。“多少の犠牲があっても”というのがポイントですが、将来の暮らしや次の世代のことまで考えている方がこんなにもいらっしゃるとは……!

では、野村不動産グループのサステナポリシーのことは……

では一体、野村不動産グループの取り組みや方針はどのくらい身近になっているのでしょうか?当社グループのサステナビリティポリシーについてどのくらい知っているのか、聞いてみました。

「説明できる」「読んだことがある」という方が半数以上ということで、認知度はそこそこ。でも、42.4%の方が、「よくわからない・知らない」と回答しています。

アンケートをとる前は、「知っている・わかる」という人がもっといると思っていました。6割から7割くらいはいるかなという見立てでした。結構頑張って発信してきたつもりだったのですが……まだまだ力不足です(涙)

やっぱり環境のことは、みんな難しいと思っているのかも……

当社グループのサステナビリティの重点課題(マテリアリティ)について、テーマごとの理解度を聞いてみたところ、テーマによってばらつきが見られました。D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)や人権など、人に関わるテーマは理解度が高そうですね。一方、環境に関するテーマは人も関わるものと比較して若干低く、サーキュラーデザインに関しては45%にとどまっています。サーキュラーデザイン……確かに複雑でわかりづらいんですが、実は一番取り組みやすいものでもあるので……伝え方もあるのかも…。

こちらも私たちの発信が足りないのかもしれません。皆さんがせっかくサステナビリティに貢献したいと思っていても、「どういうことかわからない」「何をすればさっぱり」ということでは取り組みは進みませんね。

関心はあるのに、どこに向かえば良いかわからない…どうすれば取り組めそうですか?

ここまでの回答を見て感じたのは、皆さんが「本当はやりたいけど、忙しくて、余裕がなくて、“いい意味で”悩んだり、迷ったりしているのでは?」ということ。では、どんな仕組みや環境があればサステナビリティに取り組みやすくなりそうか、皆さんからヒントをいただきました。

もっと学びを深めて知識をつけたいといった声や、「時間に余裕があれば参加できそう」「もっと参加できる機会がたくさんあったら参加したい」といったご意見が多く見られました。

また、「評価される仕組みがあれば、やる気が違う!」といった声もありました。確かにそれはモチベーションが上がりますね……!

「みんなで、つなぐ!」プロジェクトでは、まずはこのプロジェクトサイトで記事や動画を通じて情報発信をしていきます。グループ内でのサステナビリティの取り組みや、国内外の先進事例、そして日々の「みんつな」の歩みをお届けしますので、ぜひ通勤中やお昼など、スキマ時間にご覧ください。

イベントやワークショップなど、参加型プログラムは人気!

そして、このプロジェクトでは、サステナビリティについて五感を使って体験したり、手を動かして考えたりできるような参加型のプログラムも企画中です。最後に、こういったプログラムへの参加意向を聞いてみました。

8割近い方が「参加してみたい」という人気ぶりで、体験を通じて学びたいという想いが垣間見えます。中でも注目なのが……なんと、部長クラスに絞ってみると、「参加したい」が平均を10ポイントも上回る88%に!9割近い部長の方々が、体験を欲している??(笑)

自由回答では、次のようなコメントがありました。

●「サステナイベントに、“企画側”として参加したい」
●「子連れ参加できるプログラムがあったらいいな」
●「サステナ×アートイベントはどうか?」
●「空き家問題をなんとかしたい」
●「サステナビリティを学べる視察見学ツアーがあれば行ってみたい(海外も…)」

皆さん企画にも協力的で、嬉しいですね。いろんなアイデアを頂いたのですが、今回のアンケートは、無作為抽出・匿名回答のため、どなたが書いたかわからず……これを書いてくださった方、ぜひ私たちに声をかけてください(笑)

ということで、皆さんに楽しみながら参加していただけるプログラムもこれからどんどん企画していきます。ツアーをちょっと先取りできるような記事も配信していきますので、ぜひお楽しみに!

「廃材でつくる「できた!」が楽しい、サステナしながら飲める場所「リンネバー」に行ってきた」

編集後記

「サステナビリティ」や「地球」というと、なんとなく縁遠いものに感じられてしまいます。調査結果を見て、皆さんが同じ状態なのだろうな、ということが見えてきました。

皆さんからのご意見をもとに、「みんなで、つなぐ!」プロジェクトでは、記事や動画での情報や学びコンテンツの発信、参加型プログラムを展開していきます。試行錯誤しながらで、すべてがうまくいくとはなかなか思えませんが、何かをきっかけに、自分が取り組むためのヒントを時間をかけて見つけていただけたら嬉しく思います。

今回、アンケートを実施し、皆さんからの貴重なお声をいただけたことで、これからのプロジェクトを有意義なものになると思いました。改めて、この度はご協力ありがとうございました!

(こんなことがやりたい!と書いてくださった方は、ぜひサステナビリティ推進部までご連絡ください!ぜひ一緒に取り組んでいきましょう!また、同じ悩みを持つ他社のサステナビリティ推進部のみなさんともコラボレーション出来るといいな……と思っております)