おしゃれに涼しく、ウェルネスも環境も。「足元クールビズ」が描く都市と働き方の未来

残暑が常態化する日本の夏。
冷房効率と働きやすさを両立する「クールビズ」と聞いて、何を思い浮かべますか? オフィスや店舗のエアコン温度設定、ポロシャツ、ノーネクタイ…。涼やかな服装にしても足元は革靴という方も多いのでは?
シューズメーカーAllbirds(オールバーズ)が取り組む「足元クールビズ」の共創企業として我々野村不動産グループも名乗りを上げました。
外出が多い人も座り仕事の人も、通気性のいいシューズで快適な足元を保つことでオフィス全体を過剰に冷やさずに済むようにするアクションです。
野村不動産グループが参画した「足元クールビズ」とは
足元クールビズの背景とねらい
【背景】
・㈱ゴールドウインが展開する「Allbirds(オールバーズ)」× 複数企業の共創プロジェクト。
・参加企業社員への着用推進、発信キャンペーン、製品販売。
【狙い】
・足元からの快適性 → 冷房設定温度を上げても過ごしやすい
・環境配慮素材を使った靴で、カーボンフットプリント低減
・おしゃれ・機能性を両立させ、無理なく行動変容を後押し

Allbirdsの理念に共鳴
・2015年にサンフランシスコで設立された、サステナブルフットウェアブランド。「ビジネスの力で気候変動を逆転させる」をミッションとして掲げ、自然由来の素材の活用や、製品ライフサイクル(素材の調達から廃棄まで)におけるカーボンフットプリント排出削減に取り組む。
・通気性、保温性、耐久性など素材本来の特性を活かして履き心地を追求。さらに洗濯機で丸洗いできることや、ロゴを全面に出さずシンプルなただ住まいで永く愛用できると日本国内でもファンが増えている。
・「モノをつくるのではなくモノを通して世界を変える」という思想とそれに基づく実践に共感し、野村不動産グループも「足元クールビズ」共創プロジェクトの一員に。
野村不動産グループの新しい働き方追及
・2025年8月に本社移転。新しい働き方を象徴するオフィスで、足元の快適から、ひとりひとりの健康やパフォーマンス向上・クリエイティビティ発揮につなげる試みとして96足試験的に配給。

履いてみた感想は?
宇木 素実 執行役員 グループ人事・人材開発部担当
本取り組みに参画するにあたり、Allbirdsさんが、環境配慮やサステナビリティといった明確な理念を掲げ、多くの企業を巻き込みながら新しい価値を創造しようとされている点に、まず素晴らしいと感じましたね。
野村不動産グループは、2025年8月に本社を移転し、新しい場所で働き始めました。私も新本社で働いていますが、まず実感しているのが、オフィスフロアが広くなったことによる移動距離の増加です。特に、新本社ではグループ全体の連携を加速させるため、部署や会社を超えたコミュニケーションが活発化しており、一日を通して歩き回る機会も多くなっています。そのような中で、今回「足元クールビズ」のトライアルに参加し、実際にスニーカーを履いてみて、身体的な負担が大きく軽減されることを実感しました。これまでの革靴とは比較にならないほど快適で、フットワークも軽やかになります。
この取り組みは、単に「涼しい」や「楽」というだけでなく、社員のウェルビーイングな働き方に繋がり、ひいてはグループ内の交流をさらに円滑にする一助となると感じています。今後は、様々なグループ会社でもトライアルの実施を検討し、この快適な働き方をさらに広げていきたいですね。

多くのメンバーからのポジティブな感想
今回体験した多くのメンバーからもポジティブな感想がありました。Allbirdsトライアルの結果、98.6%の社員が「勧めたい」と回答し、極めて高い評価を得ました。「軽くて歩きやすい」「疲れにくい」といった快適な履き心地やフィット感、通気性の良さが多くの社員から支持され、仕事のパフォーマンス向上にも繋がるという声が寄せられました。
【感想の一部抜粋】
●「軽くてクッション性が高い」「一日中履いても疲れにくい」など、快適な履き心地だった
●足全体にフィットする履き心地の良さと、蒸れにくいのでよかった
●「オフィスカジュアルに合う」「シンプルで清潔感がある」など、仕事の場面でも違和感なく履けるデザイン
●トライアルに参加し、「スニーカー通勤の心理的なハードルが下がった」「歩くことが楽しくなった」
など




1社のモノづくりではなく、共創で未来の当たり前をつくる意義
足元クールビズは、モノをひろめる販促キャンペーンではない
●「ちょっと涼しい・おしゃれだから履いてみた」という個人的理由が、「実は環境負荷低減に貢献」→「気づけば未来を変える一歩になっていた」というストーリーを描いている
●建物を建てたり施設を運営しているのではなく、街の活気や人生の豊かさを作りたいと考えている我々と同じで、靴を作って売るだけではなくその靴を使う人々の意識や行動、さらには社会全体を変える「アクション」の起点になりうる
共創の価値
●Allbirdsだけではなく、電力会社やメーカーや教育など異業種が同じビジョンに共鳴してムーブメントを拡げる意義。
●社会課題はひとつの企業だけで無理に推し進めるには限界がある、グループ各社で専門性を持ち寄ったり、外部の全く未知の領域とも連携することで可能性がひろがる
野村不動産グループは、EarthPride 地球を、つなぐ というサステナビリティポリシーの実現に向けて、このような共創での社会課題解決、ウェルネスの推進を進めていきます!
[参考URL]
足元クールビズキャンペーン特集ページ:
https://www.goldwin.co.jp/store/brand/allbirds/ashimotocoolbi