27の企業・団体が集結!「みんつなフェス!2026」開催レポート。多様な視点が混ざり合い、サステナビリティが“自分ごと”に変わる瞬間

野村不動産グループは、2026年2月21日(土)~2月23日(月)の3日間、グループ本社BLUE FRONT SHIBAURA TOWER Sのスカイラウンジ で、サステナビリティイベント「みんつなフェス!2026」を開催しました。
イベントでは、「みんなの『いいね』が、未来をつなぐ」という想いに共感、賛同した27の企業や団体が、展示やワークショップ、セミナーを通じて、サステナビリティを学べるブースを展開。従業員が家族連れで楽しんでいたり、それぞれの会社や部が協力しながらスタッフとして働き、異業種の出展者との対話を通して自社との共有点や異なる点に触れたりと、来場した約1800人が思い思いに楽しんでいる様子が見られました。
机に座り黙々と何かを作ったり、生き物の標本を触ったり、じっとスタッフの話を聞いたり。大人も子どもも一緒に楽しみながら「サステナブルっておもしろい!」とどんどん夢中になっていきます。
さて、イベント当日はどんなコンテンツがあったのでしょうか。「森」「海」「街」など、さまざまなテーマで展開されたいくつかのブースの様子とともに、その内容をお届けしていきます。
一年前のバガスカップが堆肥に。生ごみで未来を変えていく「BLUE COMPOST」
会場では、27の多様な企業がブースの出展やセミナーの開催で会場を大いに盛り上げてくれました。
その一つ、音楽フェスなどのイベントで発生した生ごみを回収し、発酵させて堆肥にしているのが、「BLUE COMPOST」。当日、ブースには、青いケースに入った堆肥が並んでいました。その堆肥は、昨年開催されたサステナビリティイベント会場で使用された、サトウキビ由来の「バガスカップ」でした。飲み物を飲んだ後に回収された時のカップが堆肥となり戻ってきたのです。
来場者は、堆肥を好きな分だけスコップで袋に入れ、種と一緒に自宅に持ち帰り、気軽に野菜を育て食する体験ができるという企画です。土に触れ、自ら食を生み出すことは、自然を身近に感じながら、自然とつながる機会になります。
ネガティブな印象をもたれやすい生ごみのイメージを変えていくべく、生ごみを出す人も回収する人も「楽しい」と感じられることを大事にしているBLUE COMPOST。堆肥に変えていく「発酵」のプロセスには時間がかかりますが、ここで出会った人たちと長くつながり、「みんなでつなぎ」ながら、循環の輪を広げていきたいと話していました。
子どもたちに森のぬくもりを届ける「東京・森と市庭(もりといちば)」
もう一つ、森のカテゴリから紹介するのは、奥多摩の森にある「東京・森と市庭」です。こちらのブースで展開されていた製材の過程で出た「かんなくずのプール」に来場した子どもたちは大興奮。プールからは、まるで鰹節のように削りたてのいい香りが漂ってきます。そのほか、端材を使用したキーホルダーや人形づくりのワークショップが開催されていました。
お客さんの要望に沿った板材などを創る中でどうしても出てしまう端材。それを使い、「東京の子どもたちにも、もっと木のことを知ってもらいたい」という思いから、森と市庭は、定期的にこうしたワークショップを行っているそうです。
かんなくずのほか、端材がたくさん並ぶスペースでは、子どもたちは叩いて楽器のようにして遊んでみたり、積み木のように高く積み重ねたりと思い思いに遊んでいました。「ウサギやヘビなどの動物に見える!」と、想像力を膨らませながら楽しむ子どもたち。大人からみたらただの端材でも、子供たちにとっては宝物。木に触れ、思考することで自然との距離が縮まっていくような時間が流れていました。
端材を使って思い思いに遊ぶ子どもたち
これからもますます、東京の森のことを知ってもらうために子どもたちとの接触を増やしていきたい──森と市庭のご担当は、そんな想いを口にしていました
海の生き物の魅力を通して、海のためにできることを考える
海をテーマにしたブースにも、飲料メーカーや水族館など、さまざまな角度から水のことを学べるコンテンツが盛りだくさん。「サントリー」のブースでは、水を育む豊かな森のはたらきを学べる実験や、オリジナルコースター作りなどが行われました。野鳥の保全活動にも取り組むサントリー。当日配布していた小さなペットボトルの水に描かれた地域ごとに異なる鳥の特徴なども教えてくれました。
続く「マクセルアクアパーク品川」のブースにも、たくさんのパネルが並んでいます。日頃から、海の生き物たちのことを伝えている水族館。今回は、「海のいのちを知り、未来を守ろう」というテーマで、海の生き物たちと人間の「おうち」を重ね合わせながら、サンゴなど海の中の生態系の仕組みを学べるパネルなどが展示されていました。
海中の様子が描かれたパネルには、「地球という『おうち』」という言葉とともに、こんなメッセージが綴られていました。
「地球は私たち生きもののみんなのおうちです。地球に住む生きものたちみんなが快適におうちにくらし続けるにはどうしたらよいでしょうか。たった一つのおうちでくらし続けるために、考え、行動することが、地球環境を守る第一歩へと繋がります。」
海が見渡せるこのBLUE FRONT SHIBAURAという場所で、子どもたちは、パネルや生き物たちの標本をじーっと眺めたり、飼育担当の方が出すクイズに興奮しながら答えたり、海のいのちについて学んでいました。さまざまな生きものが暮らし、恩恵を受けている私たち人間とさまざまないのち。海の生きものたちの存在が、「地球」という大きなおうちで私たち人間がどのように暮らしていくべきなのか──そんな問いを投げかけていました。
パッケージロスを小さな宝物にしよう
会場の中を歩いていると、まるで「あのお菓子」そっくりのコアラのストラップを身に着けた子どもたちとすれ違いました。街のカテゴリでは、株式会社ロッテが「コアラのマーチ」のキーホルダーをつくるワークショップを開催していました。
キーホルダーのもととなるのは、同社が製造・販売するガムのボトルで、成型不良となっていたものです。この生産工場で廃棄されていたボトルを粉砕してつくられたコアラのマーチ型のキーホルダーに、子どもたちが自由にペンでイラストを描き、デザインしていきます。
馴染みのあるみんなが大好きなお菓子なだけあり、大人気のブース。終日盛り上がっていました。
ワークショップのご担当は、そんなコアラのマーチのパッケージには、実は再生紙が使用されていると教えてくれました。環境に配慮したパッケージ「スマイルエコ」の取り組みなどを通じて、今後も使う資源の量を減らし、リサイクルにも取り組んでいきたいと意気込みを語ってくれました。
みんなが住みやすいまちへ。みんなで、つなぐ。
今回紹介したブースのほか、廃材を使用したキーホルダーや小物づくりに発電体験、VRでのSAF(※)体験や当社グループの所有する「つなぐ森」の端材を使った工作、押し花しおり作り、大学の研究から考える未来など、多種多様な企業や団体、学生たちが、オリジナルのコンテンツを企画し、「より良い地球の未来」を考えるきっかけをつくっていました。
※SAF(Sustainable Aviation Fuel)…持続可能な航空燃料。廃食油(使用済み食用油)などを原料として製造される航空燃料を指します。
「みんなの『いいね』が未来をつなぐ。」そのコンセプトの通り、ご来場されたみなさまの楽しむ様子から、みんなが笑顔で幸せな世界が思い浮かんできました。隣の誰かと手を取り合い、その輪が少しずつだけど確実に広がっていく──そんな可能性と希望が感じられる3日間でした。